Sunday, June 21, 2009

米国債券持出しで逮捕されたのは財務省の役人?

ラジオをなんとなく聴いていたら、耳に飛び込んできたのは『6月初め、米国債券をスイスに持ち出そうとしてイタリアで逮捕された日本人は、日本の財務省の役人だった』、というとんでもないニュース。

そこで、インターネットでニュースを検索したところ、唯一ひっかかってきたのがターナー・ラジオ・ネットワークのニュース。(ちなみに、このネットワークは眉つばものとされていますので、ご注意。5月の初旬にも、米国金融機関の資産査定(ストレス・テスト)の”結果”をいち早く発表して悪名を上げました。)

1340億ドル相当の米国債券をスーツケースに隠して持ち出そうとしてイタリアで逮捕されたのは日本の財務省の役人 (6月20日 ターナー・ラジオ・ネットワーク)

『1340億ドル相当の米国債券をスーツケースに隠し、スイスに持ち出そうとしてイタリア警察に逮捕された2人の日本人は、日本財務省の役人である。

『イタリアで逮捕された2人は、日本政府が保有していた米国債券を、日本政府の指示で秘密裏に処分しようとしていた。

『債券の連番から、この1340億ドル相当の債券は日本政府が公式に保有する6860億ドル相当の米国債券の一部であることが判明した。

『イタリアの司法当局によると、当初は逮捕された2人はやくざだろうと考えられており、彼らが所持していた債券も偽物と思われていた。しかし、逮捕されて拘置が数日を越えたころ、2人はそれまでの供述を変え、日本の財務省の役人であることを認めたという。』

詳しくは、上記のリンクをクリックして記事を読んでみてください。マユツバでしょうが、この記事が言うとおり、また、数日前のBloombergの記事も言うとおり、この不思議な事件に関する報道は日本でも、アメリカでも、ほとんど皆無です。1340億ドルという半端な金額、また、逮捕から2週間が経つにもかかわらず何の公式発表もないところから、これはもしかして本物の債券ではないか、と疑いだしたブログが日本でも、アメリカでも、出始めたようです。

下手なスパイ小説より面白いかな。

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