Thursday, October 13, 2011

河北新報: 『複数産地のコシヒカリをブレンドすれば「国内産コシヒカリ100%」の表記が可能』

「流通サイドにとっては福島産と明示しないで済む」とのこと。

なるほど。そういう手があったか。

割安感で外食産業などの業務用としての売れ行きは好いとか。

河北新報10月13日付け記事より:

福島米の放射性物質検査の結果、作付けのあった福島県内48市町村でコメの出荷が解禁となった。しかし、放射能汚染に対する消費者の不安を拭い切れたとはいえず、販売苦戦は否めない。
 
ことしの福島産のコシヒカリは、これまで同程度の評価を受けた北関東産より60キログラム当たり1000~1500円低い価格で取引されている。米価は全国的には上昇しており、福島米の価格低迷は市場の目の厳しさを物語る。

 特に販売不振になる可能性があるとみられているのが家庭向け。「福島の農家には申し訳ないが、ことしは福島米は一粒も扱わない」。従来、福島産のコシヒカリやひとめぼれを主力商品としてきた首都圏の米穀店はそう言い切る。

 店頭には栃木産や茨城産の新米コシヒカリが並ぶ。だが福島県に近い点がマイナス材料となり、売れ行きは振るわないという。「千葉産でさえ嫌がる客もいる。福島産では勝負にならない」と話す。

 生産、流通、消費の関係者が決定的なダメージになったと口をそろえるのが、予備検査で二本松市小浜のコメから暫定基準値と同じ1キログラム当たり500ベクレルの放射性セシウムが検出された問題だ。

 「本検査で基準値を下回っても、いったん500ベクレルが出た事実は消えない。二本松産、それが混じっているかもしれない福島産を買う消費者がどれだけいるだろうか」と福島県内の米穀業者は懸念する。

 一方、業務用は低価格が受けて引き合いが予想外に強まっている。複数産地のコシヒカリをブレンドすれば「国内産コシヒカリ100%」の表記が可能となり、流通サイドにとっては福島産と明示しないで済むという。

 大手のコメ仲介業者は「福島米の品質の高さは業界では常識。それが今、日本一安い。検査も通っているから安全性もお墨付き。割安感があり、外食産業には魅力的だろう」と指摘する。

 本来の品質に見合った価格を付けられず、福島産を名乗ることをはばかる状況がいつまで続くのか。県内の農協幹部は「ことしは全量売り切ることが大事だ。ある程度、買いたたかれても仕方がない」と苦しい胸の内を明かす。

記事はまだ続きますが、福島の米はもともと業務用として人気があったものだそうですね。

「福島米は良質な割に手頃な価格で、もともと全体の出荷量の6~7割が業務用として出回っている。ことしは風評被害で割安感が増し、業務用の売れ行きは堅調だ。」

NHKのニュースによると、飲食店、学校給食などに積極的に売り込むそうです。(NHKニュースのビデオには福島県によるコメの調査風景がちらりと出てきます。お見逃しなく。)

2 comments:

  1. はじめまして、よそのニュースソースから参りました。
    ブレンドして売れば、福島産と書かなくていいの一言に、呆れるばかりです。業務用のコメも外食も控える人は出てきそうです。暫定基準値が高すぎるもの。毎日食べるコメへの不安は尽きないです。

    日本のメディアは、嘘ばっかりです。
    おいらも本当のことは海外のニュースで読んだ方がいいと
    思います。

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  2. 売ることばかりに頭を悩ませる業者。良心的な人はいないのか・・・悲しい国になりましたね、日本。暫定基準値など、あくまで暫定、高すぎて話になりませんよね。誰も気がつかないんでしょうか?気がつかないフリをしてるんでしょうか?消費者をバカだと思ってるんでしょうか?

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